かゆみ

知っておきたい皮膚トラブルのこと

かゆみは皮膚病の特徴ではない?

かゆみは皮膚病の特徴のように思われているかもしれませんが、自覚症状としてあらわれるものはそんなに多くありません。
湿疹、かぶれ、じんましん、神経皮膚炎、小児ストロフス、白癬、皮膚?痒症などがおもなものです。
皮膚病となると、まずはそれがかゆいか、かゆくないかが問題になるほど大切な症状です。
あるいはかゆくなってきて、はじめて自分が蚊に刺されていることに気づくときもあるほどです。
かゆいという症状がある皮膚病になったら、まずはできるだけ早くそれをとめることが必要です。
そうしなければ、絶えず、しかも無意識にひっかいて、どんどんかゆくなってしまいますし、病気そのものが悪化するおそれもあるのです。
ですがかゆいからといって、皮膚の病気とは限りません。
全身病にによるかゆみとしては、糖尿病があります。
尿道周囲や外陰部は、尿糖を好むかびの感染症を合併しやすく、そのためにかゆみがひどくなるのです。
横疸のときやノイローゼのときにも全身がかゆくなります。

皮膚病にともなうかゆみ

かゆみほど、私たちを苦しめるものはないといってもいいのではないでしょうか。
皮膚病にはこのかゆみの強いものが少なくありません。
なかなかとまらないと、刺激性の強い薬を使って一時的にもとめようとする傾向がありますが、しばらくするとかえって悪化する場合があるので、注意が必要です。
いらいらしたり緊張するとかゆくなりますが、逆に仕事に夢中になっているときにはすっかり忘れているということもあります。
つまり、精神状態に支配されていて、精神を落ち着かせることだけでかゆさが軽くなるわけです。
しかし皮膚病のときのかゆみは、治療してとめない限りはいつまでも続きますし、放っておくとどんどん強くなってしまうのです。
また、神経質な人ほど強くかゆく感じますし、のんきな人ではそれほど感じないこともあります。
精神状態も関わっていますが、どんな性格な人でもやはり治療は必要ですから、ずっと放っておくのではなく皮膚科に受診するようにしましょう。

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Last update:2023/4/6